スズキRH250エンジン不動

まずはじめに、今回の内容で紹介する画像を誤って削除して今いましたので画像が少ないことをお詫びします😔

気を取り直して

エンジン不動に加えて長期保管車両です。様々な事情で当店にご依頼いただきました。

タンク内部とキャブレターは想像通りとしてまずは簡単に確認できるところから見ていきましょう。スパークプラグにしっかりと火が飛んでいるか・・・飛んでませんでした・・・いきなり不具合箇所が追加です。日が飛ばない理由は様々です。点火系コイル・CDI・プラグキャップなど・・・

異常個所を特定する作業はずばり経験と測定器です。経験は症状の出方などから過去の事例と照らし合わせてここだな!って感じです。測定器は経験をさらに確実にすることと、それを目に見える状態で表すことができるって感じです。

電気系統はみなさん苦手だったり苦労していると思いますが、オートバイをよく見てみてください。あれだけのスペースの中に電気系統はほんの一部です。しかも電気系統もその働き場所ごとに系統化されていますのでチャレンジすれば必ず修復できます😄

無事に点火の確認ができたところで確実にダメなキャブレターに移ります。ご覧の通りです😨  保管状態の善し悪しがでるところですが元気に走ることを想像しながら根気よく復元していきます。

すべて分解してつけ置き洗浄などしてこれくらいまできれいにしていきます。4気筒になるとこれが4っつになりますので目がやばいです。キャブレターをご自身でメンテナンスする方も多いと思いますが、基本は同じ事を正確に繰り返すことです。分解したらその逆を正確に行うこと、エンジンへの脱着も同じです。必ず分解前と同じ動きで同じ状態に・・確実に戻すことです。そんなことだけで眠っていたオートバイが元気になってくれます。

RH250はその後、走るために必要なその他整備を行って試乗確認をしました。1984年・・・・38年前のオフロードバイクです。RHの呼称はスズキワークスモトクロッサーを継承しています。最高出力35ps 2サイクル単気筒特有の加速感が味わえます。思いっきりダート走行したくなるオートバイです。 このRHもこれからまた元気に走ってもらえるはずです。ただ大事にするだけじゃなく、ダートをとことん乗ってもらえると嬉しいです。

XLX250Rです。 プチレストアしました。本田バイクの歴史がわかる名車です。シングルエンジンなのにキャブレター2個です・・・RFVCに対してこだわりすぎてやってしまった感が強い当時のホンダらしいバイクです😂 あとは微調整で終了となりますので新たなオーナー募集となります。来店したお客さんたちは 山いけない・ダート走りたくない・飾っておきたいなんて言われますが、奇麗にした甲斐がありました。ありがとうございます。

だけどそんなつもりで仕上げたんじゃないんです・・・たくさん乗って走ってもらうために作りました。たしかに絶版部品も多く長く乗ることを維持しようとおもうと距離は伸ばしたくないとの思いもわかります。ですが走れる以上はとことん走ってこそ、それぞれのオートバイの楽しさを感じられると思います。せめて年間10,000kmは走りたいところです。

走って走ってどうしようもなくなったらまたその時考えましょう😃そんな新しいオーナーさん募集します。

それではまた次回・・

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